素敵な先輩
今日は、一日のうちに素敵な先輩に二人お会いする機会がありました。
今までの人生で何人かの素敵だなと思える先達にお会いする機会を得ました。
午前中に、整体を極めた女性の整体師の方に施術して頂きました。何年かまえに、この先生に施術の講習コースを受けて基本的な技術については一通り学んだ筈ですが、その技術の神槌やその精神については未だ学べていません。
又、それ以上にその方の纏うオーラは書きようもありません。生き生きとしたその方の生命力の放射具合は生身の人間にしか感じられない類のエネルギーです。
もうお一人の先輩は、私のデッサンの師匠です。午後に種々お話する機会を得ました。先の先輩とは対象的に落ち着いた雰囲気を醸し出しながら、それでいて、ひしひしと迫ってくるオーラを感じました。
デッサンの先生とは、様々語り合いましたが一つピックアップしてみると、人生の目指す到達点的な話をしました。それは、例えば一杯の美味しい珈琲を呑んだときに、「あー、うまいなー」と、その瞬間を味わうことが出来れば本望ということです。その「うまいなー」は、時間とともに失われて変わっていくものであっても、その瞬間の「うまいなー」を感じることができる自分をつくっていく。それが大切なことだと。
現代人は、過去・現在・未来を一直線上にある一方通行的な時間の連続としてとらえがちです。しかし、実在するのは「今」の、この瞬間しかない。その他は無である。だからこそ、その刹那のこの瞬間の、「あー、うまいなー」を大切にして、味わう。瞬間にして、しかも永遠。一瞬=永遠。そんな気がします。
“素敵な先輩” に対して2件のコメントがあります。
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